ジャパンアウトドアリーダーズアワード|Japan Outdoor leaders Award

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受賞者

斎藤 彦馬

「ちいさな命が教えてくれる、生きることの面白さ 」

私が幼いころから大好きだった昆虫たちによって得られた多くの興味や感動を次世代の子どもたちや大人にも伝えて自然を好きになってほしい・・と思いたち、さらべつ昆虫研究所はスタートしました。 私たちの身の回りにすむ「小さな自然の住人たち」に会いに行き、その生き方を見る、知る、触れてみることがコンセプトです。昆虫や爬虫類などの生き物たちをテーマにした観察会や飼育展示会を中心に行っています。観察会ではテーマや、その回で見たい「推しの虫や生きもの」を探して 仲間同士で協力して虫を探してみたり、誰が一番見つけることができるのかを競争してみたり、謎解きクイズにしたりと、色々な異なる内容や他のアウトドア団体とのコラボレーションによる活動を行っています。また、野外で見つけただけでは分からない虫の驚くべき姿や生態を知ってもらうために飼育展示イベントの企画、興味のある子には虫の飼い方を詳細に教えて、シーズンを通して自身で虫や生き物のお世話をすることを促しています。 昆虫というと、多くの子はクワガタやカブトムシのことばかり狙い、興味の範囲もそれらに限定的な傾向にありますが、見せ方や伝え方によって地球に100万種類もいる昆虫たちにはカブトとクワガタだけではない無限の生態を知ることができます。そしてそれら一つ一つの種類の虫たちは長い地球の歴史と環境の変化を生き抜くために様々な戦略をもって生きているのです。そこには私たち人間にとっても参考になる、生きるための知恵があります。そのような虫たちが教えてくれる私たち人間が学ぶべき生き方を伝えることを全体的な活動の中でも大切にしています。

地元の虫たちの標本を制作中

自然の素材を使った工作教室も行っている

希少種の繁殖地の清掃活動や調査も手伝う

-profile-

斎藤 彦馬 SAITOU HIKOMA

さらべつ昆虫研究所 自然ガイド

北海道更別村出身 幼いころから昆虫が大好きで、「更別村の昆虫少年」と呼ばれて育つ。江別酪農学園大学での自然生態学の研究と十勝の清水町にある「十勝千年の森」での勤務経験がきっかけとなり、多くの人たちへ自然の魅力を伝えるために昆虫の知識を活かしたいと自然ガイドの仕事を志すようになった。幼いころから様々な昆虫や生き物を飼育観察もしており、自宅では60種類もの虫や爬虫類、魚類などを飼育中。希少種の繁殖活動や展示会、講義に活用している。

 

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2024.12.09
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2024.04.27
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