篠原 準
「心の中にふるさとをもつ子供たち・人づくり」
「故郷への誇りと強い思い」を涵養することを目指し、総合的な学習の時間や特別活動を中心に、各教科の指導事項を関連させて地域を学ぶ「富山学(南房総学)」を実施しています。「富山学」は学区内をはじめ、南房総の自然や歴史、文化等の過去・現状を知り、持続可能な地域にしていくための課題解決策を考える学習活動です。この学習では、自然体験活動を軸に「地域を学ぶ・地域に学ぶ・地域が学ぶ」を合い言葉として、学校外の様々な団体と連携しながら、学校を中心とした学びの場を創造しています。 登山(富山・伊予ヶ岳・御殿山)、地域探訪(地域ガイド養成講座)、マリンアクティビティ(シーカヤック・SUP・コーステアリング)、ビーチコーミング、ツリーイング、森の再生活動、サバイバルの居炉刃、県外自然体験学習(宝永火山口トレッキング、青木ヶ原樹海洞窟探検、湧水の恵みウォーク、マスのつかみ取り、富士川ラフティング)、味噌造り、登山道・棚田整備、植樹、椎茸コマ打ち等といった多様な自然体験を学校教育に取り入れることで、すべての子供たちが自然との共生・共存、人との関わり方、生命の大切さ等について、広く学んでいきます。
ツリーイング体験
シーカヤック・SUP
宝永火口トレッキング
-profile-
篠原 準 SHINOHARA JUN
千葉県公立学校教員/富山学園 南房総市立富山中学校 教諭
千葉県生まれ。豊かな海や森が身近なエリアで幼少期を過ごす。大学卒業後、千葉県立大房岬少年自然の家嘱託職員、千葉県公立小・中学校講師を経て、2008年に千葉県公立中学校教員として採用される。2019年4月富山学園 南房総市立富山中学校(保幼小中一貫校)に赴任。地元アウトドア事業者と連携し、自然体験活動を通して、地域の魅力や課題・環境問題等について探究する学習の場を創造している。