2022年11月13日(日)、オンラインイベント「ルーブリックを語り合う会」を開催しました。今回は、歴代ファイナリストや現在エントリーをしている方、またこれからエントリーを考えている方など18名程の方々にご参加いただきました。
JOLAの審査は、エントリー者に「ルーブリック」をもとにご自身の活動をふりかえって評価シートを記入していただくものとなっています。過去には、「ルーブリックって何?」「どう書けばいいの?」という声もあったため、今回は緊急企画ということで、「ルーブリック」について語り合い、少しでもJOLAというアワードを知ってもらい興味を持ってもらうこと、またエントリーするみなさんの背中を押す機会になればと思い企画しました。
まず、運営委員の山路歩より、JOLAは「未来につながる人づくり」のアワードであること。そして、アウトドアリーダーの活動の中のプロセス(哲学やストーリーなど)を評価するアワードであるという説明をしました。そして、やってきた活動だけで表彰するのではないアワードを目指すうえで、活動内容を言語化することが大切だと言う事にいきつき、そのためにルーブリックを採用しているということ。また、人に伝えるために言葉(言語化)にすることで、将来的には業界の底上げになるのではないか、単にアワードで終わらせないために、フィードバックをしお互いに学び合うアワードを目指しているというお話でした。
そして、ルーブリックはチェックリストではなく、評価基準を元に自分がどのような状態なのかを確認できるものになっており、「見えないものをどう評価するのか」という課題に対して、「数値的な尺度」を用いてパフォーマンス評価をしているという説明と、今年は各項目1ページまでの指定があること、U25賞の新設の紹介をしました。
続いて過去の経験を伝えていただくということで、JOLA2019優秀賞の原田順一さん(特定非営利活動法人湘南自然学校)と、JOLA2022 U30賞の井上恵里さん((公財)ひの社会教育センター)のお二人にご登壇いただきました。
「評価シートをどう書きました?」という質問に対して、井上さんからは、「毎日ルーブリックを熟読し、自分にどこが合致しているのか日々考えていた」「箇条書きで書き出して進めていった」また、「他己紹介のように自分を俯瞰してみて表現した」というアドバイスをいただきました。更には、自分を見つめなおす時間になり、U30賞をとったことで自信となり様々なつながりができたそうです。
一方、原田さんからは「読んでもらう方に、どう読まれるのか。面白い、会ってみたい!」と思ってもらえるような言葉にできるか。「自分の活動とルーブリックの言葉をどう合致させていくのか」を日々考えて、毎日1ページを目標に記載していたようです。また、たくさんの方々に途中で目を通してもらい、意見を聞き修正していったとお話いただきました。
ご自身の活動を整理することができて、頭の中を整理できた。自分に足りていない部分を指摘してもらうと、再認識できた。といったポジティブな意見がお二人から出ていました。
その後はブレイクアウトルームに分かれて、簡単に本日の感想を共有し、1時間の締めとなりました。
動画はこちらです。 https://youtu.be/Zz1V4AHVG5c
登壇いただいた原田さんと井上さん、ご参加いただいたみなさん、どうもありがとうございました。