武宮 敬介
「たくさんの引き出しに サプライズギフトを」
豪雪地南魚沼で行うキャンプは、夏は12 泊などの長期キャンプ、冬は胸まで埋まる雪で遊ぶキャンプ。
どちらも極力プログラムは与えない。自分のやりたい事だからこそ熱中できるし、その為には他の事も頑張れる。自分の好きな事に取り組める非日常の体験の中で、何度でもチャレンジができるたくさんの時間の中で子ども達は変化をしていきます。それがたくさんの引き出しとなり、困った時の助けとなります。
この先「そういえばあの時に」という時に開く「サプライズギフト」をたくさん贈りたい。その為の種まきをしています。必要なその時に、南魚沼の景色と仲間の顔が思い出される、そんな経験をたくさんできる活動をこれからも進めていきます。
そして冬には3mを超える雪が積もり、多くの人が雪にネガティブになっています。除雪という地域課題をポジティブに変えてくれる仕掛けとしてジョセササイズを広めています。「除雪は労働じゃない。エクササイズなんだ」と考えて雪国の大変さをちょっとポジティブに変えていきます。
東京から2 時間程度の田舎では、何かひとつではなく、色々な事ができる事が重要です。ここで誰と何をしたのかを大切にし、訪れた人がまた来たいと思うような、愛着のある場所となる南魚沼のコーディネートを体験してみませんか。
-profile-
武宮 敬介 TAKEMIYA KEISUKE
自然体験村 代表、日本ジョセササイズ協会 南魚沼支部長
東京生まれ。大学生の時に出逢った子どもキャンプに魅せられ人生の進路を大幅に変更。大学卒業後10年間通い続けた南魚沼市に移住をし、観光協会職員として自然体験と観光を中心にコーディネータとして活動。2021年に独立し自然体験村を設立。南魚沼で20年間活動してきた経験をもとに、子どもキャンプの運営、指導者育成、豪雪地の除雪が楽しくなる仕組みづくりなど、自然体験から得たマインドで地方を盛り上げるべく奮闘中。