落合 美波
“自分を鍛える” 里山は私の教室
学校に行かないことは、いけないことでしょうか。
ここ数年、不登校は大きな社会問題として語られますが、私は「学校に行かない」こと自体は問題ではないと考えています。大切なのは、その時間をどう生きるかです。その子に合った環境があれば、子どもは必ず成長していきます。
里山学校では、畑仕事や動物の世話、焚き火や登山などの自然体験を通して、一人ひとりに合った“非日常”をデザインしています。
家から出ることがやっとの子には、まず太陽の光を浴びるところから。毎日通う子には、川探検や長距離登山など、少し背伸びした挑戦を用意します。
自然の中では、子どもだけでなく大人も学び続けています。スタッフ自身が失敗し、悩み、成長する姿を見せることで、学ぶことの面白さを伝えています。
里山学校は、多様な子どもや大人、自然が共存する中で、自分の好きなことや得意なことを見つけていける場です。ここに来たからできた!という経験を一つでも多く重ねること。そして、アウトドアを生かしたフリースクールのモデルとして、この実践をより広く発信していきます。学校に行く・行かないに関わらず、多くの子ども達に学びの機会を届けられるよう、自分自身も鍛え続けていきたいです。
-profile-
落合 美波 Ochiai Minami
NPO法人ぐんま里山学校 校長
群馬県生まれ。学生時代から青少年キャンプや子ども会など様々なボランティア・研修に参加し、野外教育を学ぶ。東京・群馬の公立小学校教員の経験も生かし、現在はフリースクールぐんま里山学校で、野外教育の手法を用いて不登校の子ども達と向き合う。育英大学でキャンプ実習の講師を務めるほか、群馬県キャンプ協会などでも活動している。
