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子どもたちの川での体験が、将来の川の保全へのきっかけになる。|report:JOLAファイナリスト・クロストーク番外編

アウトドアの博覧会「TOKYO OUTDOOR SHOW2022」にお邪魔してきました!JOLA2019のファイナリストでもあり、今はJOLA事務局も務める原田です。初めてアウトドアの展示会に伺ったのですがとてもワクワクしました。アウトドアを軸にファッション・ライフスタイル・観光・乗り物・エコロジーをテーマに、体験できる展示会。80程の企業がブースを出されていて、製品や活動をアピールし、買い物しながら楽しむことができイベントになっていました。普段の活動とは少し違い、アウトドアをレジャーとして暮らしに提案している展開は刺激になりました。

そんな中、JOLAの趣旨にも賛同いただき、急遽JOLAでトーク企画をさせていただきました。

“川から考える。ソーシャルアウトドア”|JOLAファイナリスト・クロストーク緊急番外編!in TOKYO OUTDOOR SHOW

コロナを受け、JOLAもいろいろ試行錯誤する中、新たなキーワード“ソーシャルアウトドア”を掲げています。その部分に賛同いただき、これまでオンラインで実施していたJOLAファイナリスト・クロストークの緊急番外編として行いました。

JOLA2020大賞の平工顕太郎さん(川漁師/結の舟代表)とCHUMSの渡部麻里さん(株式会社ランドウェルCHUMS広告宣伝部部長)をゲストに迎え、それぞれが取り組まれている「川」をテーマにトークセッションを行い、ご自身や団体で取り組んでいる活動の話をお話いただきました。

大雪で運営委員長が白川郷から出られないというハプニングもあり、当日急遽私がトークの司会進行をすることになりましたが、“ソーシャルアウトドア”を考える大切なはじめの一歩になりました。

イベント開催概要 http://tokyooutdoorshow.jp/
日時: 2022年1月14日(金)〜1月16日(日)
(※14日はビジネスデー、15日、16日は一般公開)
場所: 幕張メッセ(日本コンベンションセンター) 国際展示ホール11
主催: TOKYO OUTDOOR SHOW 実行委員会

レジャーでの川を暮らしに取り入れる

平工さんは、岐阜県長良川で木造の舟を4艇所有し、鮎を捕り食卓に届ける川漁師というお仕事をされています。なんと、鮎の取り方は19種類もの方法があるらしく、先人から伝授され活用されているそうです。30秒あれば2匹の鮎を捕ることができ、自然の中の様々な情報を取り入れながら鮎を狙い撃ちされており、5月から11月が漁のピークのようで毎日のように鮎を追いかけているそうです。

お話の中で、魚の価値とは何でしょうか?という話題になり、平工さんは「水辺にいると色々な生き物の声を拾うことができます。それを汲み取って、地域や子供たちに伝えていくことも仕事の1つといえます」とおっしゃっていました。それが地元愛を大きくし、子どもたちを水難事故から守る1つのきっかけになると考えているそうです。人は川により沿い、自然からの恵みを享受しています。その代わり、川が汚れ、暮らしと川が分断されています。暮らしの身近にある川から大人も色々と学べます。自分自身の暮らしの変化に気づき、時間軸を取り戻すことができる。川からはそんなパワーを感じるそうです。レジャーでの川を暮らしに取り入れることで、より人が育ち地球にとって良い方向に向かう。共存のために負荷を最小限にして暮らしに還元することが大切だと思いますとお話いただきました。

 

地域の文化に触れる「いい経験」と「社会への貢献」

渡部さんからは、JOLAとの関係性や期待することなどをお話いただきました。JOLA立ち上げの際からご支援いただき、アウトドアリーダーにスポットを当てるということに共感し協力してくださっていいます。チャムスは元々リバーガイドから生まれたブランドで、ガイドが付けるサングラスのストラップが発端でした。その中で、現在はアパレルだけでなく川の保全事業をするために、高知県野根川で川の活動をしている方々と出会い共に活動しています。野根川は過去、魚道が整備されておらず、鮎が減っていったことがありました、現在は整備が進み、鮎もだいぶ戻ってこられたようです。チャムスとしても何ができるのか?と考え、来年はCHUMSが40周年ということもあり、野根川の水を引いた水田を使い高知県の酔鯨酒造でお酒を造ろうというプロジェクトとお客さんと共に行っているそうです。

また、リバーガイドへのウエアやバックの支援、コラボレーションした商品の売上を活動資金として支援されています。このように地域の文化に触れる「いい経験」と「社会への貢献」、JOLA受賞者と会えるという機会が非常にありがたいとお話いただきました。

 

子どもたちの川での体験が、将来の川の保全へのきっかけになる

最後には、子どもたちの川での体験が、将来の川の保全へのきっかけになる。そのためには今できることをしっかりと伝えていく必要があります。と未来への人づくりにぴったりのお話でトークショーは終わりを告げました。

ぜひ、みなさんの身の回りでの「川」をテーマにした活動をされている方々がいらっしゃればご紹介ください。「川」を暮らしに取り入れるきっかけをみなさんと作っていきたいと思います。

 

■これまでのJOLAファイナリスト・クロストーク レポート
第1回report「みなさんで夢を語り合いましょう!」 ゲスト:徳田真彦さん(大阪体育大学講師)、細川和朗さん(NPO法人自然体験共学センター理事長)、山根史義さん(日本ゴア合同会社)

第2回report「第一次産業から、教育、人づくり、さらに社会づくりに。」 ゲスト:永菅裕一さん(NPO 法人棚田LOVER’s理事長)、中田無双さん(北都留森林組合参事、NPO法人多摩源流こすげ副代表理事)、森光さん(株式会社ゴールドウイン)

第3回report「現場での体験から学ぶ」 ゲスト:宮村連理さん(NPO法人緑のダム北相模/東京学芸大学附属小金井中学校教諭)、バハラム・イナンルさん(NPO法人PEACE&NATURE/環境活動家)、鈴木啓紀さん(パタゴニア日本支社)

 

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