ジャパンアウトドアリーダーズアワード|Japan Outdoor leaders Award

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JOLA 2018

レポート

  • 小倉宏樹さん

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  • 浅井智子さん

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  • 大津愛梨さん

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  • 小林政文さん

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  • 中田無双さん

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  • 堀直也さん

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  • 三森典彰さん

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  • 吉元美穂さん

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レポート

2018年4月12日(木)に国立オリンピック記念青少年総合センター国際交流棟国際会議室にてJAPAN OUTDOOR LEADERS AWARD 2018(以下、JOLA2018)表彰式が開催されました。ファイナリストはじめ、青少年教育団体、協賛各社様を含めて全国から120名余りの方々にご出席いただきました。

開会:オープニングスピーチ

運営委員長 山田俊行(トヨタ白川郷自然学校長)の開会挨拶から、シンポジウムが始まりました。アワード開催にあたりご協力いただいた各団体やスポンサーの皆様へのお礼とともに、アウトドアで「未来のための人づくり」に大切なのは「ひと」であるという信念のもと、指導者に光を当てるというアワードの趣旨が説明されました。

来賓挨拶

来賓を代表して、株式会社ベネッセコーポレーション 竹岡彰様よりご挨拶いただきました。

「ベネッセは教育の会社として、2020年の教育改革に関わっています。これからは、主体的に学び、生きる力を育むことが重要になります。JOLAの話を伺った際に、その理念に重なる部分が多く、その活動を末永く支援していきたいと思います。未来を支える子どもたちに様々なチャンスを提供し、ともに楽しい社会を作っていきたいと思います。」

特別講演「自然から生まれ、自然と一つに」

特別講演として、NPO法人地球元気村 村長 風間深志様よりご講演いただきました。

「さまざまな自然に出会う手段としてバイクを選び、北極点や南極点、エベレストなどの局地を目指し、  ダカールラリーに参戦した経験を通し、極限の自然と対峙し、季節や時間のめぐりの中で、自分が地球の上で生きているという実感を感じることができました。NPO法人の活動を通して、人のライフスタイルに影響を与えられるようなワードを探したいと思いながら活動してきました。しかし、今回の受賞者の方々を見ると、それぞれの角度からそれぞれの気持ちを言葉にして表現していくことが大事だと思えるようになりました。こういった盛大な場所でアウトドアのリーダーが表彰されるのは、長い間アウトドアスポーツをやってきた人間から見ると非常に光栄なことです。これからの皆さんの活躍を心よりお祈りします。」

スペシャルアドバイザーコメント

上遠恵子氏(レイチェル・カーソン日本協会)様からのコメント

子どもたちが出会う事実の1つひとつが、やがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら、様々な情緒や豊かな感受性は、この種子を育む肥沃な土壌であり、幼い子ども時代は、この土壌を耕す時だとレイチェル・カーソンは語っています。まさに耕す人がリーダーの皆さんです。これからの時代、命の言葉で語れる人が少しでも増えていくことが必要となります。

 

三浦豪太氏(プロスキーヤー)様からのコメント

11歳の頃に父親とキリマンジャロに登頂したことが一番の思い出になっています。高山病に苦しみ、寒さに凍えながら上がった山頂で見た、太陽が昇る直前に、雲海の下のサバンナを含め、全体が紫に染まっていく様子は、私にとっての原点の一つになっています。極限の状況の中、五感で感じたすべてが私の原体験です。原体験を持っていることが、その先を目指すことにつながると信じています。

 

ファイナリスト紹介

左から

  • 浅井智子氏 / 森のわらべ多治見園 園長
  • 大津愛梨氏 / O2Farm 共同代表
  • 小倉宏樹氏 / よみたん自然学校 代表
  • 小林政文氏 / ホールアース自然学校沖縄校 がじゅまる自然学校 代表
  • 中田無双氏 / 北都留森林組合 参事
  • 堀直也氏  / エコサーファー 代表
  • 三森典彰氏 / 株式会社BiotopGuild 代表取締役
  • 吉元美穂氏 / NPO法人登別自然活動支援組織モモンガくらぶ 事務局長

大賞、特別賞の発表

はじめに今回のファイナリスト全員が優秀賞を受賞することが発表されました。

続いて特別賞は、浅井智子氏、大津愛梨氏の2名が受賞しました。

そして、大賞は小倉宏樹氏が受賞しました。前年度大賞受賞者の白川勝信氏より表彰状、副賞30万円と各社からの賞品が授与されました。

大賞を受賞した小倉氏のコメント

名前を呼ばれて最初に浮かんだのは、感謝の気持ちでした。この賞は私個人にいただいたのではなく、一緒に仕事をしてきた仲間や、子どもたち、応援してくださっている地域の方々皆さんを含めたよみたん自然学校の活動が表彰されたものだと思っています。

高校の時に環境問題に興味を持ち、問題を解決するためには意識を変えることが大事だと感じました。大学で野外教育に出会い、道を志して長い年月がたちました。今、世の中を見渡すと様々な課題が山積していることを改めて感じます。これらの問題を解決するためには役割分担が大事です。問題に正面から向き合う人も必要、人を育てる教育の役割を私は担っていきます。問題解決を役割分担していくためにはまず、ミッションが共有されることが大事だと思っています。自然学校に遊びにきた友だちから言われたことで、嬉しかったことがあります。「ここにくると、コツコツという音がする」コツコツ積み上げていくこと、これからも続けていきたいと思います。

選考委員からの講評

竹内洋岳(プロ登山家) 選考委員

私たちの役割は「光を当てること」、その輝きを研ぎ澄ましていくのは受賞者の皆さんの役割、その光を反射させてますます輝かせていくのがここにいる皆さんの役割です。山の先輩に言われた言葉に、「物を持つな、重たくなる。知恵を持て」という言葉があります。知恵と言葉をかわしあってより多くの知恵を持ち帰ってもらいたいと思います。

佐藤初雄 (NPO法人自然体験活動推進協議会代表理事) 選考委員

現場を見て審査をしたいというのが正直なところですが、文章を見ながら活動を想像しながら審査しました。今後はどう活動を継続させていくかということも大切になってきます。後継者を育てるという視点、そして経済的な持続性をどう考えるか、それがみなさんの次なるミッションだと思います。ますますの活躍を期待します。

ファイナリスト記念撮影

レセプションパーティー開催

多くの方々にご出席いただき、レセプションパーティーが行われました。ミウラドルフィンズの三浦恵美里様に「世界で一番素敵なアワード」とのコメントと共に、オープニングスピーチをいただき、乾杯のご発声をご協賛くださった株式会社モンベルの金森智様に行っていただきました。JOLA2017のファイナリストの永菅さん、藤原さん、白川さんからもコメントをいただきました。さらにJOLA2018ファイナリストの小林さん、中田さん、堀さん、三森さん、吉元さん、浅井さん、小倉さんからご挨拶をいただきました。最後に日本ゴア社の加藤さんから中締めのご挨拶をしていただき終了となりました。ファイナリスト、関係者が集い、有意義な交流ができました。

 

実施概要

Go outdoor, and be happy

アウトドアが未来をつくる

名  称
JAPAN OUTDOOR LEADERS AWARD 2018
主  催
JAPAN OUTDOOR LEADERS AWARD 運営委員会
後  援
農林水産省、国土交通省、環境省、独立行政法人国立青少年教育振興機構、一般社団法人日本環境教育学会、一般財団法人全国山の日協議会、日本野外教育学会
募集期間
2017 年9 月23 日(土)~ 11 月23 日(木)
表 彰 式
2018 年4 月12日(木)
スペシャル
アドバイザー
  • 上遠 恵子(エッセイスト/レイチェル・カーソン日本協会会長)
  • 国井雅比古(NPO法人日本トレッキング協会 会長/元NHKアナウンサー)
  • 速水亨(速水林業 代表)
  • 三浦雄一郎(プロスキーヤー・冒険家・クラーク記念国際高等学校校長)
選考委員
  • 星野敏男(明治大学経営学部教授 日本野外教育学会理事長)
  • 佐藤初雄(NPO法人自然体験活動推進協議会 代表理事 )
  • 曽根原久司(NPO法人 えがおつなげて 代表理事)
  • 高野孝子(NPO法人エコプラス代表理事/早稲田大学教授/立教大学客員教授)
  • 竹内洋岳(プロ登山家)
運営委員
加納麻紀子(NPO法人くまの木里の暮らし事務局長)、佐藤繁一(NPO法人国際自然大学校 事務局長)、砂山真一(一般財団法人ポジティブアースネイチャーズスクール 代表理事)、高瀬宏樹(国立室戸青少年自然の家 企画指導専門職兼事業推進係長)、中澤朋代(松本大学総合経営学部准教授/NPO法人日本エコツーリズムセンター共同代表理事)、野口和行(慶應義塾大学准教授)、増田直広(公益財団法人キープ協会環境教育事業部主席研究員、山路歩(NPO法人体験学習研究会代表理事/日能研調査開発室キャンプ担当)、山田俊行(トヨタ白川郷自然學校 學校長)、山田亮(北海道教育大学岩見沢校アウトドア・ライフコース准教授)


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