ジャパンアウトドアリーダーズアワード|Japan Outdoor leaders Award

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クロス対談|「きっかけの火花」いかに学ぶ行為を活性化するか。ポテンシャルを引き出すか。

 

AIがこれからの子どもの仕事を奪うと言われて早数年。テレビのニュースをAIが読み上げ、スマホの検索や翻訳機能が異様に正確で早くなり、確かに急速にそれは来ています。

 

既存の学校では英会話やプログラミング習得授業の必修化、ICT機器を使ってのアクティブラーニングとこちらも変化が起こっています。一方、自然の中での外遊びから子どもの成長を願う親たちの間では森のようちえんやプレイパーク、学校だけではない第三の居場所の必要性からフリースクール、学童、放課後デイなどリアルな子どもの育ち場は多様化しています。

 

それらすべてに起こっているのは「教えなくては」「育くまなくては」という大人も子どもも幸せになれない「教育」からの解放だと思うのです。高速進化するテクノロジーや千変万化する自然環境、多種多様な人々との偶発的な出会いから生まれる色とりどりのフラットなちぎり絵のような世界。そんなモザイクのような未来をお二人に語っていただきました。

 

 

■山田:日本のアウトドアで人づくりの活動をする人たちが多くいます。毎年その中で活躍した人物を表彰して応援しようという取り組みJOLA(Japan Outdoor Leaders Award ※通称ジョラ)を6年前に始めました。毎年、何を表彰の対象とするのかとみんなで中身を詰めれば詰めるほど「社会とのつながり」や「子どもたちの将来をどうするのか」ということをどんどん掘り下げていくことになっていきました。それらを包括するキーワードとして挙がってきたのが「ソーシャルアウトドア」です。

さらに議論を進めていくと日本中のアウトドアでの人づくり、子育て、教育活動をやっている方を応援しようとするときに「教育」っていう言葉と関係なしでは進められないのでないのかな? となり、今回の「きょういくってなんだろう?」のテーマが浮かび上がってきました。

■森:私はそのJOLAの理念に賛同して立ち上げのときから協力させていただいているんですけど、今回のテーマの教育って言葉はすごく硬いイメージで「上から教えて育てる」みたいな感じだと思ったんです。でも主体は教える側ではなくて教わる側で、教わる側に立たないと評価はできない。結局その教わる側が何も価値を見い出せなかったらそれはいい教育とはいえない。すごくいい教育システムがあっても全員がいいというのは多分ないと思うんですよね。

自分の経験からもそうなんですけど、結局は興味があるかどうかだと思うんです。興味のあることってみんなどんどん勝手に学んでいく。重要なのはいかに学ぶ行為を活性化するかっていうことだと思うんです。興味が全くないものについていくら教わっても子どもが本心から感じていないものが本当に子どものためになるのかと。そこがすごく本質なんじゃないかと思ってます。

■山田:教育のアカデミックな分類の話はいろいろあるかと思います。社会のために人を育てていくという観点でいえば、一人ひとりの能力を伸ばすためにはスパルタ的に押しつけないといけない、人間はそもそも悪だから躾けることで正しくなっていくという考え方があります。あるいは一方で、それはとんでもない、自由に才能を開花させるべきだという考え方もあります。それぞれの思いがどれも一長一短ある中で正解がないと思うんです。

ただしその中で私が好きなのは一人ひとりの子どもたちのポテンシャルを最大限発揮できるようにお膳立てするという考え方です。私はそこを心がけています。そうはいいながらも自然学校の現場では矛盾に悩まされます。心がけどおりに一人ひとりの主体性を大事にする場面が多い一方で、「みんなで一緒に山登ろう!」というときに一人が「嫌だ!」といったら嫌だっていう人の主体性はどう考えるのか? というようなことが頻繁に起こるんです。けど、なんとかやりくりして全員で「やった!」という達成感を味わってもらうと、嫌だっていっていた子もあたかも自分で決断して主体的に山に登ったかのようなすがすがしい顔して喜んで帰っていくっていうのがよくあるんですよね。それが正解なのかはわからないですけど、主体性を尊重しつつその子の持っているポテンシャルを引き出すことを大事にコミュニケーションし続けようというスタンス。私が好きなのはそういう教育なんですが終わりがなく複雑で難しさを感じています。

ところでトヨタ白川郷自然學校では子どもだけではなく大人の教育、企業研修も行っています。アウトドアや自然環境は一粒で二度美味しくて子どもを育てることにもちろん使えるし、大人が変わる、成長することにも使える。さらに大人が癒されるという場面でも使えて三度美味しいんです。それだけ懐が深いポテンシャルを充分に活かしてみなさんに喜んでもらえればと思っています。

 

【ここからの続きは下記のwebで】

クロス対談01 掲載準備中

クロス対談02 掲載準備中

クロス対談03 掲載準備中

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